製品仕様(スペック)作成のためのコンジョイント分析

spec

コンジョイント分析は、商品の最適組み合わせを探る手法のことをいい、アメリカの調査会社の75%が使用経験があるというポピュラーな調査方法です。

個別の要素を評価するのではなく、最適な商品コンセプトを決定させるための分析方法で商品全体を評価することで、個々の要素の購買に影響する度合いを算出する手法です。
このコンジョイント分析は、商品やサービスの持つ複数の要素について、顧客はどの点に重きを置いているのか、また顧客の最も好まれるような要素の組み合わせはどれか統計的に探ることも可能になります。

コンジョイント分析のメリット

価格 ¥15,000 ¥20,000 ¥35,000
デザイン Aデザイン Bデザイン Cデザイン
容量
付加機能 あり なし -

※表は要素例です。

「重視点分析」による「価格」や「デザイン」など、商品を選ぶときに大事だと思う項目に○をつけてくださいと、重視点だけを調査すればいいのでは?と疑問を持たれる方も少なくないでしょう。 実際に調査してみるとわかるのですが、「どれに○をつけても良い」となると、理想を求めてほぼ○が付いた回答になってしまいます。

しかし、「価格」、「デザイン」、「容量」、「機能」など各要素の組合せがさまざまです。この組合せを変更してコンジョイント分析を用いることで商品への満足度を測ることができます。 実際の商品購入時は各要素の組合せを考えて購入しているため、各要素を個別評価させてしまうことは不自然になってしまいます。

上記の3つを明確にして、製品仕様(スペック)を組み立てていきます。「目指している顧客に対して何が必要で、何が不必要なのか」を検討しなければなりません。